[23日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ変わらず。ただ、イングランド銀行(英中央銀行)の利上げやパウエル米連邦準備理事会(FRB)の議会証言を受けた燃料需要懸念から、週間では3%下落した水準となっている。
0026GMT(日本時間午前9時26分)時点で、北海ブレント先物は0.07ドル(0.1%)安の1バレル=74.07ドル、米WTI原油先物は0.11ドル(0.2%)安の69.40ドル。
英中銀は22日、政策金利を4.5%から5.0%に引き上げた。利上げ幅が市場予想を上回ったことで景気減速により燃料需要が鈍化するとの懸念が高まり、前日は両先物とも約3ドル下落した。
パウエルFRB議長は22日、上院銀行委員会の公聴会で行った証言で、経済が予想通りに推移すれば年内にあと1回、もしくは2回の利上げが適切になるとし、雇用への影響が懸念される中でも一段の利上げの必要性を擁護した。
米エネルギー情報局(EIA)が22日発表した週間石油在庫統計では原油在庫が予想外に減少したが、ガソリン在庫と留出油在庫は増加した。