[イスタンブール 22日 ロイター] - トルコ政府高官によると、政府は国内3カ所目となる原子力発電所の建設に関して中国と接触しているほか、4カ所目の立地調査を進めている。
ロシアのロスアトムは、トルコ南部のメルシン県に同国初の原発を建設中で、原子炉1号機は来年稼働する予定だ。2カ所目は北部シノップ県、3カ所目は北西部クルクラーレリ県に建設を計画している。
エネルギー省の原子力インフラ担当責任者は21日に開かれた地元の会議で、トルコの気候変動目標を達成するためには2035年までに11%強、53年までに29%の電力を原発でまかなう必要があると発言。2カ所目の原発についてはロシアと韓国、3カ所目については中国と接触しているとし、4カ所目の原発の立地調査も進めていると明らかにした。