[シンガポール 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。週末のロシア民間軍事会社ワグネル部隊による反乱を受け同国の政情不安が原油供給に影響する可能性が懸念されている。
2300GMT(日本時間午前8時)時点で、北海ブレント先物は0.95ドル(1.3%)高の1バレル=74.80ドル、米WTI原油先物は0.88ドル(1.3%)高の70.04ドル。
ワグネルは24日、首都モスクワへの進軍を停止し、占領していたロシア南部から撤収。政府との衝突は回避された。
ただ、プーチン大統領の権力基盤に疑念が生じている。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ヘリマ・クロフト氏は、プーチン大統領が戒厳令を発令して主要な港やエネルギー施設で業務が止まり、原油輸出が停止する可能性が懸念されていると指摘した。