[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツ政府高官は5日、中国の半導体素材の輸出規制に関して、予想される影響を見極める一方、重要な素材の長期的な調達を確実にするため取り組んでいると述べた。
中国商務省は3日、一部のガリウムとゲルマニウム関連製品の輸出管理を強化すると発表した。
ドイツ経済省高官のブラントナー氏はロイターに対し「これらの措置が素材調達に影響を及ぼすかどうかはまだ予測できない」とし「現時点で明らかになっているのは、輸出規制措置であり制限ではないということだ」と述べた。
その上で「サプライチェーン(供給網)を多様化し、原材料をより効率的に使用し、リサイクルと代替品の使用を進め、欧州でも原材料の加工などを強化することが重要だ」と説明した。