[14日 ロイター] - インド政府は14日、アラブ首長国連邦(UAE)との2国間貿易の決済を自国通貨で始めたと明らかにした。インド石油公社(IOC)はUAE産原油100万バレルの決済をルピーで行った。
在UAEインド大使館が発表した声明によると、IOCは既にアブダビ国営石油会社(ADNOC)に支払った。
この取引の前には、UAEの金輸出業者からインドの業者が金25キロを約1億2840万ルピー(154万ドル)で購入している。
インドは今年7月、ドルではなくルピーで決済する合意をUAEと締結し、ドルとルピーの換金をやめ、コストを削減する取り組みを強化した。
また、インドのモディ首相はUAEを訪問した際、両国間での国境を越えた送金をより簡単にするために、即時決済システムを導入することで合意した。
2022─23年度のインドとUAEの2国間貿易額は845億ドル。 インドは世界の貿易が低迷する中、輸出拡大のため、他国とも自国通貨での貿易を望んでいる。