[27日 ロイター] - 中国石油化工集団(シノペック)が27日発表した上半期決算は、純利益が前年同期比20.1%減の351億1000万元(約48億2000万ドル)だった。製油所の生産高が増加し、燃料販売も伸びたが、原油価格の下落が響いた。
売上高は1.1%減の1兆5900億元。
原油処理量は4.8%増の1億2654万トン、精製燃料の販売量は18.5%増の1億1660万トンとなった。
第1・四半期に6.7%増加した国内の燃料需要は、第2・四半期も回復基調を維持。人々の移動が活発になり、ガソリンや航空燃料の需要が増えた。
一方、不動産セクターの不振や、モノの輸出低迷に伴うトラック輸送減少を背景に、ディーゼル燃料の需要には引き続き圧力がかかった。