[6日 ロイター] - ロシアは6日、トルコがカタールの財政支援を受けて、ロシアがアフリカに輸出する予定の100万トンの穀物を割引価格で取り扱うことに基本的に合意したと発表した。
インタファクス通信によると、ロシアのグルシコ外務次官は記者団に対し「全ての原則合意が得られた。近く全ての当事者と実務的な折衝に入る」と述べた。
トルコがロシア産穀物の輸出を取り扱うとしているが、トルコが果たす役割の詳細は明らかにされていない。
ロシアは、トルコと国連が仲介した黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)について、西側諸国がロシア産の穀物と肥料の輸出が阻害される要因を取り除いていないとして、7月に履行を停止。履行停止後にウクライナの港湾施設や穀物倉庫などを繰り返し攻撃しており、ウクライナと西側諸国はロシアが食料を戦争の武器として使用していると非難している。