[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアは21日、旧ソ連構成国であるベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスタンの4カ国以外へのガソリンおよびディーゼルの輸出を一時禁止した。国内市場を安定させるためという。
ここ数カ月、ロシアではガソリンとディーゼルが不足している。燃料の卸売価格は高騰しているが、小売価格には上限が設けられている。
政府は声明で「一時的な規制は燃料市場の供給を支援し、小売価格の引き下げにつながる」と述べた。
エネルギー省のパベル・ソロキン次官によると、この措置は無期限で、今後の対応は市場の状況次第という。
同次官は「市場にはすぐ効果が感じられると期待している。ただ、今後は市場への供給状況と結果次第だ」と述べた。