[北京 20日 ロイター] - 中国税関総署のデータによると、半導体の材料となるガリウムとゲルマニウムの輸出は9月もほぼ停止状態だった。8月から実施している輸出規制が背景にある。
ゲルマニウム製品は1キログラム、ガリウム製品はゼロだった。8月はどちらも輸出がなかった。
ゲルマニウム製品は規制適用前の7月に8.63トンに急増していた。ガリウム製品は2022年9月の実績が5.57トン。
「酸化ゲルマニウムおよび二酸化ジルコニウム」は9月に1420トンを輸出。8月は1034トンだった。二酸化ジルコニウムのみを輸出したのか、一部の酸化ゲルマニウムも含まれているのかは確認できなかった。
中国は7月、8月1日から8種類のガリウム製品と6種類のゲルマニウム製品について輸出許可の取得が必要になると発表した。
商務省は9月に一部の企業にゲルマニウムとガリウム製品の輸出を許可したと発表していた。
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