Simon Johnson
[ストックホルム 23日 ロイター] - エストニア政府は、同国とスウェーデンを結ぶバルト海の通信ケーブルが損傷した問題で、エストニアとフィンランドのガスパイプラインとケーブルが損傷した問題に関連しているとみている。スウェーデン政府が23日に明らかにした。
フィンランドとエストニアを結ぶ海底ガスパイプラインと通信ケーブルは10月8日に損傷が見つかり、フィンランド政府は意図的行為によって破損した可能性があるとしている。パイプライン破損についてはフィンランド政府が、ケーブルについてはエストニアが捜査している。
スウェーデンは先週、3本目のケーブルが他の2本とほぼ同時に損傷を受けたと発表した。政府の民間防衛を担当するカール・オスカル・ボーリン氏は声明で「外部の力や不正行為によりケーブルが損傷したことが確認された」と述べ、「フィンランドとエストニアを結ぶガスパイプラインと通信ケーブルの損傷は、スウェーデンとエストニアを結ぶ通信ケーブルの損傷に関連している」とエストニア政府が考えていると説明した。