Valerie Volcovici
[ワシントン 24日 ロイター] - 米国務省のジェフリー・パイアット次官補(エネルギー資源担当)は24日、水素や風力発電など、エネルギー転換の供給網に関わる米国の新興産業は、中国に独占されないよう迅速な行動を取る必要があると訴えた。
ワシントンで開催された会合で、風力発電や小型原子力発電、水素エネルギー関連の産業で、中国が優位に立つことは回避すべきだと指摘。中国が太陽光発電用のウエハーやセル市場を「実質的に独占」しているため、米国内で製品の生産が妨げられていると批判した。
パイアット氏は、欧州のエネルギー転換が単にロシアから中国への依存のシフトにとどまらないよう、欧州連合(EU)や日本、オーストラリアの産業界と連携していると強調した。
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