[北京/ジャカルタ 27日 ロイター] - 中国外務省は27日、インドネシアのスラウェシ島にある中国資本のニッケル製錬所で24日発生した火災で中国人8人が死亡したと発表した。
火災が起きたのは中国の青山控股集団の傘下にあるインドネシア・チンシャン・ステンレススチールが運営するニッケル製錬所。
地元警察は26日、火災による死者は18人で、うち8人は外国人労働者だったと発表していた。火災の原因は調査中。
インドネシアの労組によると、現地のモロワリ工業団地では27日、ニッケル業界で働く約300人の労働者が職場の安全基準改善を求める平和的な集会を開催。要求が満たされなければ、ストに突入すると表明している。
同工業団地ではニッケル加工を中心に7万人の労働者が働いている。
インドネシア政府は未加工のニッケル鉱石の輸出を禁止し、国内の精錬・加工産業を育成しているが、近年、死者の出る事故が複数発生している。