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ロシア、原発連続攻撃を非難 ウクライナ否定 IAEA緊急会合へ

発行済 2024-04-10 02:18
更新済 2024-04-10 05:46
© Reuters. ロシアは9日、ウクライナ南部でロシア制圧下にあるザポロジエ原子力発電所をウクライナが3日連続で攻撃したと非難した。2023年6月撮影(2024年 ロイター/Alina Smutko)

[モスクワ/キーウ 9日 ロイター] - ロシアは9日、ウクライナ南部でロシア制圧下にあるザポロジエ原子力発電所をウクライナが3日連続で攻撃したと非難した。ウクライナは関与を全面的に否定している。

ロシアは7日と8日にもウクライナがザポロジエ原発を攻撃したと非難。国際原子力機関(IAEA)はウクライナとロシアの要請を受け11日に緊急会合を開き、ザポロジエ原発に対する攻撃について協議する。  

ロシア管理下にあるザポロジエ原発はこの日、原発の「訓練センター」が攻撃を受けたとする声明を発表。攻撃に使われたドローン(小型無人機)は訓練センターの建屋の屋上に落下し、負傷者は出ていないという。国営ロシア通信(RIA)は、同攻撃はIAEAの調査団が付近を通過してからわずか10分後に発生したと報じている。

ロシア大統領府がウクライナによるザポロジエ原発に対する攻撃は極めて重大な結果をもたらす恐れがあると非難しているのに対し、ウクライナは関与を全面的に否定。ウクライナ軍情報機関のアンドリー・ユソフ報道官は「ウクライナの立場は明確かつ明白だ。われわれは核施設に対するいかなる軍事行動も挑発行為も行わない」と述べた。

ウクライナ外務省は、ザポロジエ原発に対する唯一の脅威はロシアだとし、「ロシアは原子力発電所を占領し、軍事化しただけでなく、これをプロパガンダとして利用している世界で唯一のテロ国家だ」とする声明を発表した。

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