[6日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は6日、各州保健当局者らと協議を行い、H5N1型鳥インフルエンザ感染予防のため農業従事者に対する防具配布を促進するよう要請したと明らかにした。
特に、乳牛の感染が判明した農場従業員向けに備蓄から防具を放出することを優先し、農業当局や地域コミュニティーと連携して作業を進めるよう求めたという。
CDCは先週、発症している鳥類、家畜などに直接または緊密に接触する際は適切な防具を着用するよう、農業従事者、労働者、緊急対応部隊員に求めた。
2日に農務省が発表した感染状況分析によると、鳥インフルエンザは3月25日に報告されるまで約4カ月にわたって乳牛の間で感染が拡大していたとみられる。
米食品医薬品局(FDA)は、予備検査で牛乳、粉ミルクその他の乳製品については摂取しても安全と示唆されたとしている。