[ニューヨーク 8日 ロイター] - 原油先物価格は、序盤のアジア市場で下落している。米原油在庫の増加を受け、需給が緩和するとの観測が高まっている。
北海ブレント先物は、0020GMT(日本時間午前9時20分)時点で、0.21ドル(0.3%)安の1バレル=82.95ドル。米WTI先物は0.13ドル(0.2%)安の78.25ドル。
市場筋によると、米石油協会(API)の週間在庫統計(5月3日終了週)では、原油在庫が50万9000バレル増加した。ガソリンと留出油の在庫も増加したという。
パレスチナ自治区ガザの停戦交渉がまとまるとの見方も原油価格を圧迫している。米国は交渉によってイスラエルとハマスの溝を埋めることができると考えている。バーンズ米中央情報局(CIA)長官は8日にイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相らと会談する予定。関係筋がロイターに明らかにした。
ドル高も原油相場の重しとなっている。