[ミラノ 20日 ロイター] - イタリアのスポーツ最高裁判所は20日、サッカー・セリエAのユベントスが不正会計問題で今季勝ち点から15ポイント剥奪された問題で、差し戻して再審理を行うよう命じた。
ユベントスは、選手の移籍に関する不正会計の調査を受けてサッカー裁判所が1月に下した判決を不服として上訴していた。
当初、勝ち点減点となったことでリーグ戦順位が来季欧州カップ戦の出場権獲得圏外に後退したが、今回の決定により勝ち点59となって7位から3位に浮上した。首位ナポリには16ポイント差と遠いが、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内に復活した。
ユベントスはこの判断を歓迎するとコメント。ただ、同クラブはイタリア・サッカー連盟(FIGC)から別件の不正調査を受けており、勝ち点減点を含む処分を受ける可能性がある。