29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円64銭から110円95銭まで上昇し、110円80銭で引けた。
米中の閣僚級貿易協議で新たな前進が見られたこと、米2月新築住宅販売件数や3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想外に改善したため米債利回りの上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1247ドルから1.1213ドルまで下落して1.1215ドルで引けた。
ユーロ・円は、124円64銭から124円19銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3123ドルから1.2978ドルまで下落した。
英下院がメイ首相の欧州連合(EU)離脱協定案を3回連続で否決。
合意ない離脱への警戒感も強まり、ポンド売りが再燃した。
ドル・スイスは、0.9945フランから0.9997フランまで上昇した。
[経済指標]・米・1月コアPCE価格指数:前年比+1.8%(予想:+1.9%、12月:+2.0%←+1.9%)・米・2月個人所得:前月比+0.2%(予想:+0.3%、1月:-0.1%)・米・1月個人消費支出:前月比+0.1%(予想:+0.3%、12月:-0.6%←-0.5%)・米・2月新築住宅販売件数:66.7万戸(予想:62.0万戸、1月:63.6万戸←60.7万戸)・米・3月シカゴ購買部協会景気指数:58.7(予想:61.0、2月:64.7)・米・3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:98.4(予想:97.8、速報値:97.8)・米・3月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.5%(速報値:2.4%)・米・3月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.5%(速報値:2.5%)