[東京 13日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)のビジョン・ファンドが、特別買収目的会社(SPAC)の設立を計画していることが13日、分かった。2週間以内に詳細を詰めるという。
SPACは買収を目的とした会社で、「ブランクチェックカンパニー(白地小切手会社)」とも呼ばれる。
一部メディアが報じたビジョン・ファンドのラジーブ・ミスラ最高経営責任者(CEO)の発言を、関係者が認めた。
同関係者によると、ソフトバンクGは外部から資金を呼び込む考えで、同社自身も拠出する可能性がある。資金の規模は未定だという。
米国ではSPACを上場し、外部の投資家から幅広く買収資金を集める流れが強まっている。買収された未上場会社は、SPACを通じて上場企業となる。日本ではSPAC上場は認められていない。
ソフトバンクGはロイターの取材に対し、コメントを控えた。
*内容を追加しました。
(Sam Nussey)