サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

NYの視点:米9月の追加利下げ観測揺るがず、コアCPIの予想外の上昇や米景気見通し改善も

発行済 2019-08-14 07:52
更新済 2019-08-14 08:21
© Reuters.  NYの視点:米9月の追加利下げ観測揺るがず、コアCPIの予想外の上昇や米景気見通し改善も

米労働省が13日発表した7月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%と、市場予想通り、6月+0.1%から上昇し4月来で最高となった。

また、前年比でも+1.8%と6月の+1.6%から上昇し、予想の+1.7%を上回り3月来で最高となった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ指標として特に注目している燃料や食料を除いたコアCPIは前年比で+2.2%と、予想外に6月+2.1%から上昇。

1月来で最高となり、FOMCの目標である2%を17カ月連続で上回った。

加えて、米国のトランプ政権は13日、残りの中国輸入品3000億ドルに対する関税で、スマホやゲーム機器といった消費財の関税発動を当初計画の9月1日から12月中旬に延期すると発表。

年末商戦への影響を回避する。

さらに、安全保障や健康関連に関しては制裁対象外とすると発表した。

ゴールドマンサックスなど、多くの金融機関は米国政府が米国経済の成長の鍵を握る消費財に対しても10%関税を9月にも発動することを見込んで、成長率見通しを引き下げていた。

12カ月以内に景気後退入りする確率も上昇していた。

不透明感は依然存続するが、短期的なリスクは回避。

消費財に対する関税延期は成長見通しを改善させる。

さらに、米中閣僚は貿易に関して13日に電話会談をしたことも明らかになっており、予定通りワシントンで協議が実施される可能性も強まった。

インフレの上昇や景気見通しの改善にもかかわらず、FRBが9月のFOMCで追加利下げに踏み切ることは依然確実視されている。

ただ、金利先物市場での9月の50ベーシスポイントの利下げ確率は35%前後から11%に低下した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます