2日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円40銭まで下落後、108円47銭まで上昇し、108円35銭で引けた。
米国の2月ISM製造業は予想を下回ったほか、新型肺炎の感染拡大により米国経済が景気後退に陥ることを回避すべく連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利下げに踏み切るとの思惑が強まり、ドル売りに拍車がかかった。
その後、G7財務相、中銀総裁が電話会談を開催すると報じられると協調利下げ観測が強まり、株高に連れたリスク選好の円売りや米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1108ドルから1.1185ドルまで上昇して1.1135ドルで引けた。
ユーロ・円は119円58銭から120円75銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.2740ドルまで下落後、1.2825ドルまで上昇した。
ジョンソン首相は英国で新型肺炎の被害が一段と拡大する可能性を警告したことがポンド売りにつながった。
ドル・スイスは0.9544フランまで下落後、0.9607フランまで上昇した。