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PCIーHD Research Memo(2):傘下に4社の子会社を擁する純粋持株会社。組込みソフトウェア開発に強み

発行済 2017-12-15 15:32
更新済 2017-12-15 15:33
PCIーHD Research Memo(2):傘下に4社の子会社を擁する純粋持株会社。組込みソフトウェア開発に強み
3918
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■会社概要

1. 会社概要
PCIホールディングス (T:3918)は純粋持株会社で、2017年11月末現在、その傘下にPCIソリューションズ(株)、PCIアイオス(株)、(株)シスウェーブ、(株)シー・エル・シーの4つの事業会社を抱えて事業を展開している。
手掛ける事業は、金融、製造業等向けのITシステムやビジネスアプリケーションの開発(受託開発)、自動車や重機・建機業界向けを中心とした組込み(エンベデッド)システム開発、さらに自動車及びエネルギー業界向けIoT/IoEソリューション及び半導体の設計・テストに関する受託開発を行っている。


2. 沿革
同社の起源は、日本NCR(株)出身の代表取締役である天野豊美(あまのとよみ)氏がITシステム開発、運用及びそれらに附帯する情報サービス事業を行う目的で2005年4月に設立した株式会社M&S(Mはmost、Sはstrongの略)。
創業直後の同年8月にSEサービス等人材派遣事業を営むアルファスタッフ(株)(現PCIアイオス)に資本参加し子会社化(出資比率51.6%)したことに続き、同年9月にERPの導入コンサルティングを行う(株)アイルネット(現PCIアイオス)を株式交換により完全子会社化した。
2006年1月には金融機関向けのパッケージソフト開発を行うProfit Cube(株)を子会社化(出資比率50.6%)したほか、同年9月にはアルファインフォメーションソリューション(株)(旧アルファスタッフ、現PCIアイオス)を株式交換により完全子会社化した。
開発案件の受注に当たり企業の実績、信用力が重要視される情報サービス業界において、実績、企業規模の拡大を図るため、同社と同じ志を掲げる企業に資本参加することで、業務遂行に必要な事業基盤を短期間で構築した。


2006年10月に同社のIT教育研修部門をアイルネットへ譲渡、同年11月には業務ソリューション事業をアルファインフォメーションソリューションへ譲渡し、同社は純粋持株会社へ移行し、同社グループの原型が整った。
2007年4月にProfit Cubeを完全子会社化すると同時に、社名をPCIホールディングス株式会社※へ変更した。
また、同年7月にはオープンソフトウェアを活用したITシステム開発を営むオープンソース・ジャパン(株)を株式交換により完全子会社化した。


※社名のPCIという社名の語源は、同社の行動指針である『「Positively(積極的)」に「Change(変化)」と「Innovate(革新)」をし続ける』に由来する。



その後は、既存子会社の統合による事業効率化を進めてきた。
まず、2008年9月にアイルネットとオープンソース・ジャパンを統合し、アイル・オープンソース(株)を設立。
2010年1月にはアイル・オープンソースとアルファインフォメーションソリューションを統合し、PCIアイオスを設立した。
さらに、2012年9月にSEサービス事業の強化を目的にPCIソリューションズを新たに設立した。
2013年3月にProfit Cubeのソリューション事業、エンベデッド事業とそれらに附帯する業務を吸収分割によりPCIソリューションズへ承継し、同年5月にProfit Cubeを売却。
2014年7月にはInspiration(株)を株式交換により完全子会社化したが、その後2017年10月に全株式を当該会社の代表者等へ譲渡した。
さらに2017年12月に簡易株式交換により、(株)りーふねっとを完全子会社化することを発表している。


株式については、創業から僅か10年目の2015年8月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たし、その後2016年9月に東証1部へ市場変更を行った。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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