週明け10日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前営業日比184.21ポイント(4.92%)高の3928.42ポイントと続伸した。
上昇率は一時5%を超える。
上海A株指数は193.03ポイント(4.92%)高の4115.72ポイント。
外貨建てB株相場も上昇する。
上海B株指数が16.18ポイント(4.61%)高の367.20ポイント、深センB株指数が23.87ポイント(1.95%)高の1246.50ポイントで引けた。
国有企業改革の進展期待が強まる。
経営統合に向け、中国遠洋運輸(集団)公司と中国海運(集団)総公司が専門チームを立ち上げた——と報じられるなか、海運業界も含めて他の国有企業にも改革・再編の期待が広がった。
両社傘下の海運各社は、売買停止されている。
週末に発表された7月の中国貿易統計や物価統計が本土景気の鈍化傾向を示す内容だったことに関しても、特にマイナス材料視されていない。
当局が一段の刺激策を打ち出すとの思惑につながっている。
業種別では、ゼネコン株の上げが目立つ。
中国交通建設(601800/SH)と中国中鉄(601390/SH)がそろってストップ高、中国鉄建(601186/SH)が9.5%高で引けた。
そのほか再編期待のある空運株や鉄鋼株、石炭株などが軒並み急伸。
発電やガスの公益株、証券株、保険株、不動産株なども値を上げた。
ITハイテク関連株やバイオ関連株もしっかり。
【亜州IR】