(文中の脱字を補って再送しました)
[20日 ロイター] - 米ネットワーク機器大手シスコシステムズは20日、人工知能(AI)スーパーコンピューターのネットワーク構築用チップの最新モデルを発表した。半導体メーカーのブロードコムやマーベル・テクノロジーの製品に対抗する。
これらのチップは「SiliconOne」シリーズの製品。同シリーズのチップは現在全て主要なクラウドプロバイダー6社中5社で試験が行われているという。企業名は明らかにしなかった。
BofAグローバル・リサーチによると、主要なクラウドプレーヤーにはアマゾン・ドット・コムのクラウドサービス部門「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」、マイクロソフトの「アジュール」、グーグルの「グーグルクラウド」が含まれる。
シスコによると、最新世代のイーサネットスイッチ「G200」と「G202」は前世代モデルと比較して性能が2倍になり、チャットGPTなどのAIアプリに使用されるGPU(画像処理半導体)を最大3万2000個接続できる。
同社はこれらのチップについて、電力効率がより高く、AIと機械学習のタスク実行で速度改善などに役立つとしている。