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セールスフォースCTOのパーカー・ハリス氏が100万ドル超の株式を売却

発行済 2024-07-18 05:51
© Reuters
CRM
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セールスフォース・インク(NYSE:CRM)は、Slackの共同設立者兼最高技術責任者であるパーカー・ハリス氏が2024年7月16日に自社株の一部を売却したことを報告した。証券取引委員会に提出された取引によると、ハリス氏は合計4,200株を253.74ドルから256.49ドルの価格で売却し、その結果、総額は100万ドルを超えた。

この売却は、事前に調整された10b5-1取引計画に基づいて行われた。この計画では、会社のインサイダーは、重要な非公開情報を所有していない時に株式を売却するための所定の計画を立てることができる。この仕組みは、取引時に役員が直接関与することなく売却を行うことで、インサイダー取引の嫌疑を防ぐことを目的としている。

SEC への提出書類によると、売却に加えて、ハリスはセールスフォースの普通株式 4,200 株を 1 株当たり 118.04 ドルで取得するオプションを行使しており、その総額は 495,768 ドルであった。このような権利行使は通常、役員の報酬体系の一部であり、権利確定期間など一定の条件が満たされた後、あらかじめ決められた価格で自社株を購入できる。

これらの取引後も、ハリスは相当数の Salesforce 株式を直接保有しているほか、自身と配偶者が管理するさまざまな家族信託や LLC を通じて間接的に保有している。売却とオプション行使後の直接所有は120,893株で、G. Parker Harris III & Holly L. Johnson Family Trustや複数のLLCなどを通じた間接所有は数十万株にのぼる。

インサイダー取引は、会社の現在の評価や将来の見通しに関する経営陣の見解を知ることができるため、投資家はしばしばインサイダー取引を監視している。しかし、こうした取引は必ずしも経営幹部による会社の将来に対する自信の欠如を示すものではなく、個人的な財務管理上の意思決定を反映している可能性もあることに注意する必要がある。

カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くセールスフォースは、クラウドベースの顧客関係管理ソフトウェアおよびアプリケーションをグローバルに提供する大手企業である。同社はハイテク業界の主要プレーヤーであり続け、その株価は投資家から注視されている。

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