[東京 3日 ロイター] - 三菱自動車工業 (T:7211)は2日、国内における3つ全ての完成車工場での生産を今月中に一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による部品調達の遅れと自動車需要の減退に対応する。
水島製作所(岡山県倉敷市)では、3月27日から4月10日まで軽自動車の組み立てラインを停止することを公表済みだが、登録車の組み立てラインも4月6日から23日まで停止する。岡崎製作所(愛知県岡崎市)は9日から17日まで、子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)は13日から20日まで同様の措置を取る。国内工場での一時停止による生産台数の減少は計1万8700台になる。 水島製作所では、スポーツ多目的車(SUV)「RVR」や、3月に販売を開始した軽自動車の「eKスペース」と日産自動車 (T:7201)の「ルークス」などを生産している。岡崎製作所、パジェロ製造ではSUVなどを生産している。
(新田裕貴)