[リスボン 2日 ロイター] - ポルトガル議会は2日、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため、非常事態宣言の15日間延長を承認した。同国では、新型コロナによる死者数が200人を超えている。
コスタ首相は議会で、「15日前に非常事態宣言が必要だったなら、いまはそれを延長する必要がある。もし継続しなければ、いままでの努力が損なわれる恐れがある」と述べた。
延長は、賛成215票、反対1票、棄権10票で可決された。
与党社会党*のアナ・カタリナ・メンデス議員*は、この措置を「困難だが必要」と評価した。
同国でこれまでに確認された感染者は9034人、死者は209人。保健当局は、感染拡大は5月末に頭打ちになるとみている。