[ミラノ 4日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテノ議長(ポルトガル財務相)は、4日付の伊紙レプブリカに掲載されたインタビュー記事で、新型コロナウイルスの感染拡大による経済的な落ち込みに対応する手段として、各国財務相はユーロ圏共通の「コロナ債」に関して「オープンな議論」を行う必要があると訴えた。
センテノ氏は、「わたしはオープンで、問題に応じた議論を望んでいる」と語った。ユーログループは7日に会合を開き、ウイルス流行が引き起こした経済危機への欧州レベルでの対処を協議する。
ポルトガルも含めたユーロ圏9カ国はコロナ債導入を求めている。
一方でドイツなど他国は、コロナ債の発行を通じたユーロ圏各国債務の肩代わりに反対。債務危機に対処するための基金「欧州安定機構(ESM)」の活用がより適切な手法との見解を示している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200406T033611+0000