[フランクフルト 6日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大する中、欧州中央銀行(ECB)が3日までの週に買い取った債券額が340億ユーロ相当と、過去最高を記録したことが分かった。
新たな資産買取制度である7500億ユーロの「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)」による買取額は302億ユーロに上った。公的部門証券買い入れプログラム(PSPP)による国債の買取額は11億ユーロだった。
PSPPの国債買取額は337億5000万ユーロだが、このうちイタリア国債の占める割合は35%とキャピタルキー(加盟国の経済規模や出資比率に応じた買取割当)を大幅に上回っている。