[ロンドン 9日 ロイター] - 英シンクタンクの国立経済社会研究所(NIESR)は9日、新型コロナウイルスの感染防止のための外出禁止などの措置が続けば英国の国内総生産(GDP)は第1・四半期が前期比5%減少し、第2・四半期は15─25%減少する可能性があると予想した。
NIESRは、公式統計の発表後にGDP予測を立てる。エコノミストのケマル・ホワイト氏は「新型コロナ感染症と世界的なロックダウンはすでに英国経済を未知の領域に追いやっており、GDPは前期比で過去最大の減少を記録するだろう。それでも、感染が急速に終息すれば、直ちに急回復する可能性は明確だ」と述べた。