[東京 13日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、世界各国がロックダウン(都市封鎖)を実施していることなどにより、トヨタ自動車 (T:7203)グループの世界生産も影響を受けている。トヨタは13日、ベネズエラ、南アフリカ工場の稼働停止期間を延長すると発表した。一方、国内工場では徐々に稼働再開の動きが広がっている。
13日時点の主な工場の稼働状況は以下の通り。
▼:工場停止
△:工場再開
▼4月13日
・インドネシア工場を17日まで停止。
・タイの部品工場(STM)を17日まで停止。
・ダイハツ工業の滋賀(竜王)第2工場を21日まで停止。
▼4月10日
・ダイハツ工業のインドネシア工場を17日まで停止。
▼4月9日
・スバル国内全工場を5月1日まで停止。
▼4月7日
・タイの完成車工場(TMT)とトヨタ車体の完成車工場(TAW)を17日まで停止。
▼4月3日
・国内5工場7ラインで一時停止。
・△4月6日
日野自動車 (T:7205)の羽村工場第1ラインを2日間停止。
・△4月7日
高岡工場の第1ラインと堤工場の第1・第2ラインを3日間停止。
・△4月10日
田原工場の第1ラインを6日間停止。
▼4月3日
・田原工場の第3ラインを4月14日までの8日間停止。
・トヨタ自動車九州の第1ラインで15日までの9日間停止。
▼△4月2日
・元町工場を消毒のため一時封鎖。従業員が新型コロナに感染。当日に稼働再開しており、生産台数に影響なし。
▼3月30日
・ロシア工場を4月30日まで停止。
・ベトナム工場を当面の間停止。
▼3月26日
・南アフリカ工場を4月30日まで停止。
▼3月24日
・ブラジル工場を4月20日まで停止。
・パキスタン工場を当面の間停止。
▼3月23日
・マレーシア工場を当面の間停止。
・インド工場を当面の間停止。
・アメリカ、カナダ、メキシコの工場(北米工場)を5月1日まで停止。
・スバル米国工場を4月17日まで停止。
▼3月23日ー△3月25日
・高岡工場の第1ラインを25日まで封鎖。2人目の従業員が新型コロナに感染し、消毒と感染防止対策を実施。
▼3月21日
・トルコ工場を停止。再開は4月20日以降。
▼3月20日
・アルゼンチン工場を4月21日まで停止。
▼3月19日
・チェコ工場を停止。再開は4月20日以降。
▼△3月19日
・高岡工場を消毒のため一時封鎖。従業員が新型コロナに感染。当日中に稼働再開しており、生産台数に影響なし。
▼3月18日
・英国、ポーランド工場を停止。再開は4月20日以降。
・ダイハツ工業のマレーシア工場を4月14日まで停止。
▼3月17日
・フランス工場を停止。再開は4月20日以降。
・フィリピン工場(完成車工場、アイシン精機子会社の部品工場)を4月30日まで停止。
▼3月16日
・ポルトガル工場を停止。再開は4月20日以降。
・ベネズエラ工場を5月29日まで停止。
▼1月29日─△3月30日
・中国工場を順次停止したが、3月30日までに順次、通常稼働を再開済み。
(新田裕貴、白木真紀 編集:田中志保)