[サンフランシスコ 16日 ロイター] - 米ダラス地区連銀の幹部は16日、新型コロナウイルスが経済を直撃する中、連邦準備理事会(FRB)は金融政策として国内総生産(GDP)成長目標を導入すべきという考えを示した。
カプラン総裁の政策顧問を務めるエバン・コーニグ氏は「新型コロナによる名目GDPの落ち込みを抑えることこそ、FRBの金融政策目標であるべき」と指摘。低金利の下で債券買い取りを増やしても消費支出の拡大は期待できないと述べた。
その上で、向こう5年間で年率4%近辺のGDP成長を目指すと確約すれば、政府の経済対策と相まって家計や企業の信頼感の底上げにつながり、新型コロナ抑制の際には速やかな景気回復が期待されるとの考えを示した。
また、こうした枠組みを導入すれば、しばしば課題として指摘される公衆衛生上の制限措置と経済活動の推進というトレードオフ(二律背反)も緩和され得るとした。
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