[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、各州が新型コロナウイルス検査能力を拡充できるよう、知事らと連携していると述べ、感染者の集中するニューヨーク州のクオモ知事とは、21日にホワイトハウスで対応を協議すると明らかにした。
ホワイトハウスでのブリーフィングで、トランプ氏は国民に対し「強い警戒を続け、指針に沿って注意深い衛生管理やソーシャルディスタンシングなどの予防策を継続」するよう呼び掛けた。
ペンス副大統領はこの日、新型コロナ対応を巡り知事らとの電話会議を実施。トランプ氏によると、会議を前に各知事に、検査キットを追加で調達できる各州の研究所の名前や電話番号などを送ったという。トランプ氏はこれまで、検査能力の拡充で州政府に十分な支援を行っていないと批判されてきた。
政権のコロナ対応を厳しく批判してきたクオモ知事について、トランプ氏は21日午後にホワイトハウスに来る予定だと述べ「ニューヨークはよくやっている」と称賛した。
ペンス副大統領は、全米の検査体制は整っているため、各州が新規感染者数の14日連続の減少や病院の十分な収容能力の確保などの基準を満たせば、封鎖措置の解除を政府として認めることが可能になると語った。
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