[ウェリントン 21日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は21日、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響を軽減するため、住宅ローンに関する規制を緩和する計画を明らかにした。
NZは感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置が導入されて約1カ月になるが、同措置は20日、さらに延長された。
NZ中銀は声明で、住宅ローンのローン資産価値比率(LVR)規制を一時的に解除する案を示した。期間は2021年5月1日までの1年間。
同提案について7日間、意見を募った後に決定する。規制が解除された場合、中銀は向こう12カ月にわたり融資活動を監視し、銀行からのフィードバックを得る。その後は規制を再導入するかどうか検討するとした。
現在のLVR規制では、居住目的の場合、LVR80%以上の住宅ローンが新規融資全体に占める割合が最大20%、投資目的の場合、LVR70%以上のローンが占める割合は最大5%とされている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200421T010736+0000