[マドリード 21日 ロイター] - スペイン内閣は21日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた一連の措置によって影響を受けている労働者やビジネス向けの支援策を承認した。
失業保険の延長に加え、税法の調整を通じ中小企業や自営業者向けに11億ユーロ(12億ドル)の流動性を確保する。
保健当局によると、新型コロナ感染症による死者は過去24時間で430人増加し、2万1282人に達した。死者の増加ペースは前日の399人から加速した。
感染者も20万4178人に増加したが、増加率は2%と新型コロナ危機が安定化しつつある兆しを示した。
明るい兆しが垣間見られる中、スペイン政府は先週、コロナ感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を一部緩和。しかし、なお数百万人の国民の外出は禁止されている。
14歳以下の子供はこれまでいかなる状況であっても外出が許されなかったが、今後は両親が同伴すれば、食品や衣料品の買い物に出ることは許される可能性があるという。しかし、外で遊ぶことなどは禁止されている。