[22日 ロイター] - 米国の新型コロナウイルス感染による死者数が4万7000人を超えたことが、ロイターの集計で明らかになった。21日の死者の増加数は2792人と、これまでで最悪だった15日の2806人に迫った。
一部の州がまだ報告していないものの、22日の死者増加数は約1800人となり、死者の累計は4万7050人となった。
米国での流行中心地となっているニューヨーク州の新たな死者の数は22日に474人と、今月1日以降で最も少ない数となった。ペンシルベニア州とニュージャージー州といった近隣の州では、21日の死者の増加数はこれまでで最悪となった。
ただ、保健当局は、死者数は感染拡大に遅れて増加するため、外出制限などの感染拡大抑制策の効果が出ていないわけではないとしている。
米国の感染者数は83万人を超え、圧倒的に世界で最も多い水準となっている。これまでのところ22日の新たな感染者は2万人と、伸び幅は鈍化傾向にある。
ホワイトハウスも利用するワシントン大学が開発したモデルが示す8月4日までの新型ウイルス感染による国内死者数の予想は約6万6000人。直近の予想の6万人から上方修正された。
現在のペースを踏まえると、死者数は週内に5万人台に乗せる恐れがある。
また、カリフォルニア当局によると、新型ウイルス感染による死者が米国で初めて確認されたのは2月6日で、これまでに伝えられていた2月29日よりも約3週間前だったことが判明した。
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