[23日 ロイター] - 米小売大手ターゲット (N:TGT)は23日、新型コロナウイルス感染拡大を背景に、現時点で4月のオンライン売上高(比較可能ベース)が275%超急拡大したと発表した。
同時に、一時的な従業員の賃金引き上げに絡むコスト増や、食料品など低利益率商品の売り上げが拡大する中、第1・四半期(2─4月)の利益は圧迫され、利益率は5%ポイント押し下げられる見通しとした。
4月の食品・飲料品売上高はこれまでのところ12%増加した。
ターゲットは5月30日まで、店舗と流通センターに勤務する従業員の賃金を時間当たり2ドル引き上げる計画。
新型コロナ感染拡大防止に向けた外出制限などが継続する中、4月の店舗既存店売上高は現時点で40%減少している。
ターゲットの株価は約1.9%安で推移している。