[東京 25日 ロイター] - 内閣府幹部によると、西村康稔経済再生相は25日、内閣官房の職員が新型コロナウイルスに感染したことを受け、間接的に感染したリスクを想定し、自宅待機することを自主的に判断した。
これに伴い同日予定されていた記者会見は取りやめとなった。一方予定されいたテレビ収録などはテレビ電話などを活用し予定どおり行う。
内閣府は24日、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の職員1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表。21日に発熱があり、発熱が続いたため、24日にPCR検査を行ったところ陽性と確認された。
同職員は19日の西村再生相の東大病院視察に随行していた。内閣府によると、西村再生相や接触のあった職員に症状はないが、念のため、保健所からの指導があるまでの間、自宅待機とする措置をとるという。西村再生相の26日以降の日程は未定という。
安倍晋三首相は西村再生相の自宅待機を受けて記者団に対し「私たち皆に感染のリスクがあり、他の人たちに対して感染を拡大してしまうリスクがあることを認識しながら最大限の注意払っていくことが求められている。政府としても危機管理に万全を期していきたい」と語った。
(竹本能文)