[マドリード 6日 ロイター] - IHSマークイットが発表した4月のスペインのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は7.1と3月の23.0、2月の52.1から急低下し、過去最低を更新した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための厳しいロックダウン(都市封鎖)措置で、バーやレストランが閉鎖されたことが打撃となった。
スペインのサービス部門PMIはロックダウン措置が導入されるまで、好不況の分かれ目となる50を6年余りにわたって上回っていた。
IHSマークイットのエコノミクス・ディレクター、ポール・スミス氏は「3月と4月のデータに基づくと、新型コロナのパンデミック(感染症の世界的大流行)は、世界的な金融危機時とその後の数年の厳しい局面における国内総生産(GDP)への影響を上回る勢いだ」と指摘した。
IHSマークイットが4日発表した4月のスペインの製造業PMIは30.8と前月の45.7から低下し、2008年12月以来の低水準を記録した。
スペインは3月14日に厳しいロックダウン措置を導入した。現在は美容院や工具店など一部の事業を再開し、規制の緩和に動いている。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200507T012927+0000