[ワシントン 7日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のライス報道官は7日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に対する緊急支援制度で、加盟189カ国のうち50カ国からの支援要請を承認したと発表した。支援額は合計で約180億ドルに達するという。この他に50件超の支援要請があり、引き続き迅速に対応していくと述べた。
ライス報道官は「皆が直面している前例のない試練に対し、IMFはかつてないほどの手法と速度で対応している」と指摘。最貧25カ国の債務に関する支払いも一時的に停止しているとした。
支援要請がまだ承認されていない国は全て明かされなかったが、IMF理事会は11日にエジプトからの支援要請を検討するとしたほか、スリランカ、南アフリカ、ザンビアからの要請も検討中と言及。ジンバブエやアルゼンチン、ウクライナとは協議中で、レバノンとは来週から交渉を開始するとした。