[チューリヒ 11日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は11日、新型コロナウイルス危機に対応した企業金融支援策「COVID─19リファイナンス・ファシリティー」を拡充し、地方政府の保証が付いた融資も担保として受け入れると発表した。
これまでは、スイス連邦政府の保証付きの融資だけを担保として認めていたが、連邦政府と州政府が共同で保証する融資やスタートアップ企業向けの融資も対象に加える。
中銀は、新型コロナによる景気悪化で打撃を受けた企業に融資を実施する銀行に流動性を供給する目的で、3月に同制度を立ち上げた。同制度を通じてこれまで国内12万3000社に約147億スイスフラン(151億3000万ドル)の融資が行われている。