[12日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は12日、米経済が新型コロナウイルス危機から迅速に回復することはあり得ず、ワクチンが開発されるまでは完全に回復しないかもしれないという見方を改めて示した。
総裁はオンラインで行われたインタビューで、米政府は低コストで多額の国債を発行することが可能で、国債発行を通じて経済を支援すべきと指摘。失業者に対する支援拡大が必要とする一方で、投資家の信頼感を失うほどの国債発行は望まれず、新型コロナ危機の終息時には財政を正常化させなければならないとした。
マイナス金利政策の導入に関しては、FRB当局者が「全会一致」で反対しているとし、「絶対にあり得ない」とは言えないが、その前に実施すべき他の政策があると語った。