[ワシントン 12日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は12日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が各国経済に想像以上の打撃を及ぼしていることから、世界経済見通しをさらに下方修正する公算が極めて大きいと表明した。
専務理事は「多くの国々で統計内容がすでに悲観的なIMFの見通しを下回っている」とした上で「6月に示す今年の見通しは多少ながらさらに悪化する公算が極めて大きい」と述べた。
IMFは4月中旬時点で、新型コロナによって経済活動が停滞する中、今年の世界経済成長率が3.0%落ち込み、1930年代の大恐慌以降で最悪の景気後退になるとの見通しを示している。