[パリ 12日 ロイター] - フランス保健当局は12日、新型コロナウイルス感染症による死者が348人増え、2万6991人に達したと発表した。累計の死者数はスペインを抜き、米国、英国、イタリアに次いで世界で4番目となった。
新規感染者数は708人と、前日の456人から増加。累計の感染者総数(疑い例など含む)は17万8225人。感染者数は世界で6番目に多い。
フランスでは前日から、ウイルス感染拡大防止のために実施されていたロックダウン(都市封鎖)措置の段階的な緩和が始まった。
政府当局者はこの日、「ロックダウン措置再導入の可能性を検討する必要がある。特定の指標が悪化すれば、制限措置は地域ベースで再び強化される」との認識を示した。
政府はこれまでに1日の新規感染者数が3000人を上抜ければ、制限措置の再導入を検討する方針を示している。