[ニューヨーク 12日 ロイター] - ロイター/イプソスが11─12日に行った世論調査によると、米国で新型コロナウイルス感染による死者が増える中、ここ1カ月でトランプ大統領への批判的な見方が強まり、支持率が低下した。
今年11月の大統領選で再選を目指す共和党トランプ大統領の支持率は、民主党候補指名が確実となったバイデン前副大統領を8%ポイント下回った。
調査では、登録有権者の46%が11月3日の大統領選でバイデン氏を支持すると回答したのに対し、トランプ氏を支持するとの回答は38%。先週の調査では2%ポイントだったバイデン氏のリードが今週は8%ポイントに拡大した。[nL4N2CO0UQ]
大統領としてのトランプ氏のパフォーマンス全般については、41%が支持すると回答。56%は支持しないと答えた。4月半ば時点では、支持が45%、不支持が51%だった。
新型コロナ危機へのトランプ氏の対応では、不支持が支持の割合を13%ポイント上回った。不支持が支持をこれほど上回るのはこの設問を開始した3月初め以来。
トランプ氏とバイデン氏を比較した場合、雇用創出ではトランプ氏の方が適任、医療制度政策ではバイデン氏の方が適任との見方が優勢だった。また、新型コロナ危機対応では互角だった。
調査は全米の成人を対象にオンラインで実施。1112人が回答し、うち973人が登録有権者だった。誤差は前後4%ポイント。