[北京 13日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会(NDRC)の何立峰主任は13日、新型コロナウイルス感染拡大による影響への対応の一環として、潤沢な流動性を維持すると同時に、市中金利を低水準にとどめるために、預金準備利率(RRR)の引き下げや利下げなどの手段を利用していく方針を示した。
何主任はNDRCのウェブサイトに掲載した声明で、積極的な財政政策の効果を一段と高める方針を示すと同時に、今年の財政赤字比率は適切に上昇すると指摘。地方政府の特別債の割当枠が大幅に拡大されるとしたほか、政府が新型ウイルス対応に向け特別債を発行することも明らかにした。
このほか、内需拡大とインフラ投資拡充に努めると表明。供給網が競争力を保ち、安定的であることを確実にする方針も示した。