[ロンドン 13日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は13日、英中銀は新型コロナウイルス対策にかかるコストを長期にわたり社会に幅広く負担させるために支援できるという考えを示した。
総裁は英ITVの番組で、政府の財政バランスを取り戻すのに緊縮財政が必要になるかとの質問に対し、政府が判断する問題だが、英中銀による国債買い入れが新たな選択肢を作り出していると指摘。中銀の独立性は非常に重要とした上で、英中銀が「現行の枠組みに関する全体的な信頼性を提供すると共に、新型コロナにかかるコストを長期にわたり社会に幅広く負担させるために手助けすることができる」と述べた。
また最近のデータを見る限り、英国はリセッション(景気後退)に向けた非常に急速な動きのさなかにあるとしたほか、「新型コロナの感染第2波が発生すれば、国民の信頼を損なう」と語った。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200513T211044+0000