[シンガポール 14日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)が出資する東南アジアの配車大手グラブの共同創業者、タン・フイリン氏は14日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が売上高を直撃し、同社は「長い冬」の可能性に備えていると明らかにした。
食品や小包の配送は増えているものの、中核の配車サービス事業が落ち込んでいると同氏は述べた。
全体的な売上高は「新型コロナ前の水準を下回っている」とし、「この間に、当社は最悪のシナリオに備えて準備を進めている。極めて長い冬となる可能性がある」と語った。
資本効率を高め、手元現金を確保するための措置を取っていると説明した。
グラブのアンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は先月、一部の国では新型コロナの影響で配車サービスの取扱高が2桁の減少率となっており、新型コロナの世界的流行は同社にとって過去最大の危機との認識を示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200514T101812+0000