[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)高官は15日、計画している新型コロナウイルス緊急基金の実現には引き続き「多くの作業が残されている」と語った。
EU首脳は先月、新型コロナ流行で打撃を受けた経済の復興を支援する1兆ユーロ規模の緊急基金を設立することで合意。ただ、資金を返済の必要がない助成金として支給するのか、あるいは返済が必要な貸付金として支給するかを巡って各国の意見が分かれたため、詳細は今後に持ち越すことになった。
高官は「基金の規模、さらに何が融資で何が助成金になるのかが焦点だ」とし、「多くの作業が残されている。極めて微妙なプロセスだ」と述べた。