[ワシントン 16日 ロイター] - ペンス米副大統領は16日、オクラホマ州タルサで20日に開催を予定するトランプ大統領の選挙集会について、参加者への健康リスクを踏まえ、会場の変更を検討していると明らかにした。
ペンス副大統領はFOXニュースとのインタビューで「全てが検討されている段階だ。選挙集会への大きな反響を踏まえ、われわれは他の会場を検討している。屋外という選択肢も考えられている」と語った。
トランプ陣営によると、選挙集会の参加チケットについて100万を超える問い合わせがあったという。
トランプ大統領は新型コロナウイルス流行を受けて選挙集会を3月初旬から自粛しており、約3カ月ぶりとなるタルサでの集会は11月の大統領選に向けた本格始動と位置付けられる。しかし、同州ではタルサを中心に新型コロナ感染者が増加しており、保健当局者は屋内での大規模集会への懸念を表明し、延期を望むとしている。
ペンス副大統領はオクラホマ州知事と協議しているとした上で、集会参加者の健康へのリスクを踏まえた措置として「検温を実施し、手の除菌ローションやマスクを配布する」と述べた。