[ロンドン 19日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は、新型コロナウイルス危機の打撃を受けた国内金融機関に対する緊急流動性供給オペを今月末で停止すると発表した。需要減少と市況改善が理由。
市況悪化を受け、英中銀は3月に2012年以来初めて条件付きタームレポファシリティー(CTRF)を再開。当初は数十億ポンドの資金供給を行っていたが、ここ数カ月は需要がほぼ見られない状態が続いていた。
英中銀は先月22日、CTRFの下で行う資金供給オペのうち、3カ月物オペは5月末で停止するほか、1カ月物オペも6月26日に停止すると発表していた。
英中銀は「CTRFは市況によって正当化されれば、いつでも迅速に再開できる。英中銀には必要に応じて再開する用意があり、今後も市況を注視していく」とした。